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【美術館】国立新美術館で贅沢なアート体験を!!

国立新美術館『ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ』レビュー

 

今回は、あの波打つガラス壁が美しい六本木の国立新美術館(企画展示室2E)へと行ってきました!

お目当ては、注目の展示会、『ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ』です。

 

20世紀最大の天才芸術家パブロ・ピカソと、イギリスを代表する世界的ファッションデザイナー、ポール・スミス。この2人の巨匠が時空を超えて出会うという、かつてないほど知的でカラフルな展覧会。パリ国立ピカソ美術館の全面協力のもと、没後50周年を記念して本国パリで開催された大人気展が、ついに日本に上陸!!!

 

 

 

🎨 空間全体がポール・スミスのドレスコード!色鮮やかでポップな新しいピカソ

これまでの「偉大なる巨匠の回顧展」をイメージして行くと、最初の1歩目で嬉しい裏切りに遭います。 なんと、会場のレイアウトや壁面のデザインを考案したのが、ポール・スミス自身!

展示室は、まるで彼のデザインする洋服や小物のコレクションに迷い込んだかのように、鮮やかなマルチストライプや大胆なカラーブロックで彩られています。伝統的なホワイトキューブ(白い壁の展示室)とは全く違う、五感を刺激するエネルギーに満ちあふれた空間です。

 

 

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💡 ココが私のときめきポイント!

  • 「青の時代」を包む、深いブルーの空間 ピカソの初期の傑作《男の肖像》が展示されているエリアは、ポールの手によって深い静謐なブルーの空間に仕立てられています。

  • キュビスムとストライプの意外な共鳴 ピカソが既存の視点を解体した「キュビスム」の作品群や、愛息を描いた《アルルカンに扮したパウロ》のエリアでは、ポールの代名詞であるカラフルなストライプやグラフィックデザインが見事に融合。クラシックな絵画が、驚くほどモダンでポップな表情を見せてくれます。

「アートを堅苦しく敷居の高いものにせず、誰もが自由な発想で楽しんでいいんだ」という、2人の天才の「遊び心の冒険」が、展示室の隅々から伝わってきます。

 

👜 鑑賞後のお楽しみ:物欲が爆発する限定オリジナルグッズ

展示の魔法にかかった状態で最後にたどり着く特設ショップは、まさに “危険地帯” です(笑)。

ピカソの絵画のエッセンスと、ポール・スミスの遊び心ある色彩が融合したバッグや小物がずらりと並んでいます。

 

本日のおすすめ:ペイントローラーショルダートートバッグ 黄色や緑のストライプを、まるで絵の具のローラーでシャーっと塗ったかのようなデザインの大容量トートバッグ。持っているだけで、自分の毎日がキャンバスになるような主役級の可愛さです。 

 

ちなみに、私はトートバッグとTシャツを買っちゃいました。さすが、ポールスミス価格と思いましたが、誘惑には抗えませんでした。

 

 

📝 すべての「日常」に遊び心とアートの風を!

国立新美術館の『ピカソ meets ポール・スミス』展は、ピカソの90年の画業をたどる本格的な美術展でありながら、ポール・スミスというフィルターを通すことで、現代を生きる私たちの感性にダイレクトに響く「体感型のアートフェス」のような素晴らしさがありました。

ただ作品を「鑑賞する」だけでなく、色と光を全身で浴びて、自分の中の「表現したい!」というエネルギーが刺激される……そんな特別な体験です。

 

また行きたいです!!!

なお、AIを利用して記事を作成しています。正しい情報は公式ホームページなどをご参照ください。

 

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【美術館】SOMPO美術館で「ウジェーヌ・ブーダン」を味わう

SOMPO美術館『ウジェーヌ・ブーダン展』で味わう、光と大気の特等席

 

 

 

今回は新宿のど真ん中、あの美しい曲線美の建築でお馴染みのSOMPO美術館へと足を運んできました。

お目当ては、開館50周年を記念して開催された『ウジェーヌ・ブーダン展 ─ 瞬間の美学、光の探求』。 「ウジェーヌ・ブーダン」といえば、あのクロード・モネに戸外で絵を描く素晴らしさを教え、風景画家の道へと開眼させた “印象派の先駆者(あるいはモネの師匠)” として有名ですよね。

日本では約30年ぶりとなるこの大回顧展と、大注目の企画展です。

 

☁️ 画家コローが称賛した「空の王者」:画面の主役は、移ろう大気

ブーダンといえば、ノルマンディー地方の美しい海辺やリゾート地を描いた「海景画」のイメージが強いかもしれません。特に、絵の半分以上を占める「空と雲」の表現や間の取り方が絶妙です。

かつて巨匠カミーユ・コローがブーダンを「空の王者」と称え、詩人ボードレールがその空の習作に一目惚れしたというエピソードにも、深く納得。

 

💡 ココが胸キュンポイント!

  • 一瞬として同じ形のない、雲のリアル 展示室を進むと、そこには青空、夕暮れ、嵐の前のどんよりとした雲など、ありとあらゆる「空」が広がっています。 油彩だけでなく、パステルや素描でササッと描かれた空のスケッチも見ごたえがあります。風や、湿り気を含んだ大気の冷たさまで肌に伝わってくるようです。

  • モネがの「印象・日の出」につながる感じを味わう 光の移り変わりをキャンバスに捉えようとする軽やかな筆致(タッチ)を観ていると、モネの「印象・日の出」ってここからインスピレーションを得たのでは?と感じることができます。

 

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🎨 海だけじゃない!約100点で魅せるブーダンの「多面性」

今回の展覧会が素晴らしかったのは、定番の海景画だけでなく、全8つの切り口(海景、空、風景、建築、動物、人物、素描、版画)で彼の画業を再考させてくれた点です。

個人的にとても新鮮だったのが「動物」や「建築」、そして「素描」のセクション。

新鮮な驚き:『水飲み場の牛の群れ』 ノルマンディーの内陸へと視線を向けたブーダンは、のどかな家畜の姿も描いています。牛たちの形態を的確に捉えつつも、ディテールを追いすぎず、光と影の「色面」として優しく処理しているのがとてもモダン。

ブーダンにとって素描は、単なる下絵ではなく「その場の空気や光の感触を、自分の記憶に呼び戻すための装置」だったそう。彼の素描やパステル画の生々しい線に、クリエイティビティを刺激されます。

 

 

🌻 鑑賞後の贅沢:ゴッホの『ひまわり』との再会

SOMPO美術館を訪れたら、最後に絶対に外せないのが、常設の収蔵品コーナーですよね。 アジアで唯一常設で見ることができるフィンセント・ファン・ゴッホの《ひまわり》です。

 

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📝 まとめ:忙しい日常に、心地よい「風」を感じるひとときを。

新宿の高層ビル群の中にありながら、一歩中に入れば19世紀フランスの心地よい海風と大気に包まれる。SOMPO美術館の『ウジェーヌ・ブーダン展』は、都会の慌ただしさを忘れさせてくれる、最高の癒やし空間でした。

印象派のエッセンスが、まさにここに誕生したんだという瑞々しいエネルギーを、五感でフルにチャージさせてもらった気分です。

 

 

 

 

残念ながら、こちらの企画展は終了しております。

 

【美術館】最近美術館に行って思うこと。

 

少々愚痴っぽくなりますが、皆様にも共感いただける部分があると思いますので、どうぞ最後までお付き合いください。

 

(AIで画像を生成しました。)

 

 

先日、東京の企画展をいくつか観に行きました。

旅行の準備をしながら、「今日のチケットはどんなデザインかな」などと考えて、行く前からワクワクしていました。事前予約制が必須ではない企画展なら、当日チケットを買おうと決めていたからです。

…でも、受付で入場料を支払い、手渡された「それ」を見た瞬間。 私は、とてもがっかりしました。

差し出されたのは、ただの「レシート」様の紙だった

目の前に差し出されたのは、かつてのような美しいイラストや、展覧会のメインビジュアルが印刷された、あの大好きな「半券」ではありませんでした。

そこにあったのは、無機質な感熱紙。 上部に味気ないフォントで美術館の名前と日時が印字され、中央にぽつんと居座る大きなQRコード

「えっ……これ、チケットですか?」

思わずスタッフの方に聞きそうになってしまいました。 スーパーでお豆腐や牛乳を買ったときにもらう、あのレシートと何ら変わりないペラペラの紙。それが、当日チケットだったのです。

 

 

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確かに、美術館側の気持ちも分からなくはありません。 コスト削減、受付の効率化、ペーパーレス化(これに関してはしっかり紙ですが…)。時代の流れと言われれば、それまでです。スマホの画面でピッとするデジタルチケットよりは、手元に残るだけマシなのかもしれません。

でもね、やっぱり寂しい。寂しすぎるんです。

 

私たちが大好きな、あの「半券」は思い出のひとつ

私にとって、美術館の当日チケットの半券は、ただの「入場許可証」ではありません。 それは、アートの記憶を閉じ込める思い出のある半券なんです。

  • 五感で思い出すデザイン: 「あ、あの時のクリムト展の半券だ。この金色の印刷が綺麗だったなぁ」と、チケットを見るだけで、その時受けた感動や、展示室のひんやりした空気感まで鮮明に蘇ります。

  • コレクションする愉しみ: お気に入りの手帳のポケットに挟んだり、コレクションにしたり。その美しいイラストに、日常の中で何度も癒やされていました。

 

あの美しい半券があったからこそ、家に帰ってからも「美術展の余韻」をずっと引きずって、幸せな気分に浸れたのに。

 

今回のQRコード付きのレシートは、お財布に入れると、文字通り他のお買い物レシート(昨日の夕飯の材料費とか)に紛れてしまい、危うくゴミ箱にポイしそうになりました。切ない。あまりにも切ないです。

 

日本全国の美術館の当日チケットがレシートへ変わる前に、なるべくたくさんの美術館に行って、レシートではない半券を一枚でもゲットしようと思います。

 

 

<PR>これ、可愛い。

 

 

 

【美味しいもの】三菱一号館美術館のカフェ空間が尊すぎる!

至高のクラシック空間「Café 1894」へ。

カフェに行くのは三菱一号館美術館に行く前か、それとも後か!?

 

 

三菱一号館美術館の展示については、前回お届けしたとおりです。

 

libra-flos.hatenablog.com

 

今回の主役は、三菱一号館美術館に併設されているカフェ「Café 1894」です。

「ここは本当に東京の真ん中?」と思ってしまうような、五感が満たされる特別な空間へご案内します。

 

(上の写真はカフェの入り口です)

 

🏛️ 一歩入れば19世紀。銀行営業室を復元した圧倒的な重厚感

 

「Café 1894」の最大の魅力は、なんといってもこの建築美と歴史を感じる空気感です。 その名の通り、1894(明治27)年に建てられた「三菱一号館」の、かつての銀行営業室として使われていた空間を忠実に復元したミュージアムカフェ。

 

  • 見上げるほどの開放感 2層吹き抜けの高い天井と、それを支える重厚な木製の柱。一歩足を踏み入れた瞬間に、外の丸の内の喧騒が嘘のように消え去り、静かで格式高い時間が流れ始めます。

  • 細部まで宿るアンティークの美しさ 窓の格子や、かつて銀行の窓口だった名残を感じさせるカウンターの造作など、どこを見渡してもクラシカルで、アンティーク家具や古い洋館が好きな人にはたまらない意匠が散りばめられています。

 

 

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🍽️ 今回の主役:展覧会『カフェに集う芸術家』タイアップメニューを実食!

「Café 1894」のお楽しみといえば、美術館の展覧会ごとに趣向を凝らして登場する「タイアップ限定メニュー」。今回は『カフェに集う芸術家』展にちなんだ、パリのカフェ文化をオマージュしたメニューをいただいてきました。

 

☕ 展覧会タイアップメニュー

当時のパリの芸術家たちが、カフェで議論を交わしながら愛したお菓子やドリンク、ランチ等を現代風に美しくアレンジしたメニューが食べられます。

お皿の上に表現されたアートのようなデザートは、食べるのがもったいないほどの美しさです。ひとくち食べるごとに、さっき観てきたロートレックやピカソの絵画の余韻がふわっと蘇ります。

タイアップランチとして「鶏もも肉のフリカッセ ガレット仕立て」を食べることができ、パリのカフェでランチをしているかのような気分で食事を楽しむことができます。

 

 

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<PR>ちょっと便利なトラベルグッズ

 

 

 

📝 「Café 1894」をより楽しむためのメモ

大人気のカフェなので、スムーズに楽しむためのちょっとしたコツを紹介。

  • 要予約? 私は予約をせずに開店時間に合わせてカフェへ行ったのですが、すでに予約でいっぱいの様子。午後の所定の時間以降でなければ受付が難しいとまで言われました。これは、事前に予約が必要だと実感しました。

  • カフェ単体での利用もOK 美術館のチケットを持っていなくても利用できるので、「丸の内で少し大人な時間を過ごしたいな」という日のティータイムや、夜のクラシカルなディナータイムにもおすすすめです。

  • 美術館の前に行くか、後にいくか 私は後に行きましたが、カフェでの時間を楽しんだ後、展示会の割引券をもらってしまいました。とはいえ、展示会の後にカフェの時間を楽しんだことで、展示作品の余韻に浸ることができ、とても贅沢な時間を堪能できました。

 

 

美術館とセットで訪れることで、1日の満足度が何倍にも跳ね上がる「Café 1894」。

皆さんも、次の週末は日常を少し忘れて、明治の、そして19世紀パリの浪漫に浸るカフェタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

【美術館】カフェに集う芸術家にはどういう人がいる!?

丸の内の赤レンガが美しいあの空間に、堂々とたたずむ三菱一号館美術、その大注目の展覧会『カフェに集う芸術家』にさっそく行ってきました。

今回は、アートファンはもちろん、カフェ文化やクラシックな雰囲気が大好きな方に向けて、展示の見どころと、新しくなった美術館の魅力を興奮冷めやらぬうちにお届けします!

 

 

 

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🎨 展覧会『カフェに集う芸術家』:あの時代の熱気が蘇る空間

 

今回のテーマは「カフェ」。19世紀末から20世紀初頭のパリを中心に、芸術家たちが夜な夜な集まり、議論を交わし、次々と素晴らしいアートを生み出した “現場” にスポットを当てた展覧会です。

 

一歩足を踏み入れると、そこはもう古き良きパリの街角。ロートレック、ドガ、マネ、ピカソといった巨匠たちが、実際にカフェやキャバレーで描いたスケッチや油彩画がずらりと並びます。

 

 

 

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💡 ココが見どころ!

  • 人間模様が生々しい! 描かれているのは、着飾った紳士淑女だけでなく、物憂げにグラスを傾ける女性や、議論に熱中する芸術家たちのリアルな表情。まるで自分もカフェの隣の席に座って、彼らの様子を覗き見しているような臨場感があります。

  • 「ポスターアート」の黄金期を体感 ロートレックの有名なキャバレーのポスターなどは、今見ても全く色褪せないグラフィックデザインの極み。当時のパリの「夜の熱気」がダイレクトに伝わってきます。

 

三菱一号館美術館ならではの、細かく区切られたクラシックな展示室の構造が、今回の「カフェや個室(サロン)」というテーマに驚くほどマッチしていて、空間ごとタイムスリップしたような没入感を味わえました。

 

廊下には、黒い猫が映写され、一緒に歩くこともできます。

 

 

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🎨 展覧会基本情報

  • 展覧会名:”カフェ”に集う芸術家 —印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで―

  • 会期:2026年6月13日(土) ~ 9月23日(水・祝)

  • 会場:三菱一号館美術館(東京・丸の内)

  • 開室時間:10:00~18:00(祝日除く金曜、第2水曜、展覧会会期中の最終週平日は20:00まで)※入室は閉室の30分前まで

  • 休館日:毎週月曜日(祝日・振替休日・毎月最後の月曜日、展覧会会期中最終週の場合は開館)、年末・元旦・展示替え期間

  • 当日観覧料:一般 2,300円 / 大学生 1,300円 /高校生 1,000円(※中学生以下は無料)

*正式な情報は公式ホームページをご覧ください

 

 

📝 まとめ:アートとカフェを愛するすべての人へ

三菱一号館美術館の『カフェに集う芸術家』は、単に絵画を眺めるだけでなく、「当時の文化や、人々の集う熱気そのものを体感する」素晴らしい展覧会でした。

丸の内の洗練された街並みの中で、時を忘れてアンティークで濃密な芸術の世界に浸る休日。これだから美術館巡りはやめられません。

 

次もお楽しみに!

 

【美術館】国立西洋美術館「チュルリョーニス展」で音と色が溶け合う絵画を体験してきた

 

今回は、国立西洋美術館で開催された大注目展

「チュルリョーニス展 内なる星図」

についてお届けします。

 

 

リトアニアの国民的芸術家、ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(1875–1911)。祖国リトアニアでは、生後150周年。日本では実に34年ぶりとなる大回顧展です。

 

彼は、優れた「画家」であると同時に、本格的な「作曲家」でもありました。 展示室に一歩足を踏み入れると、彼の自作曲も静かに流れていて、まるで音と色彩が溶け合う未知の世界に迷い込んだかのようです。

 

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タイトルに音楽の名が躍る!「音が見える」不思議な絵画たち

 

チュルリョーニスが画家として活動したのは、35歳で夭折する前の、わずか6年ほど。しかしその短期間に、近代美術史の中でもきわめて特異で美しい世界を確立しました。

 

彼の絵の最大の特徴は、音楽の構造や形式をそのまま絵画に落とし込もうとしたところにあるのではないかと思います。

 

そのため、作品には《ソナタ》《前奏曲(プレリュード)》《フーガ》といった音楽用語のタイトルが並びます。画面がいくつかの層に分かれていて、まるでいくつものメロディが同時に響き合っているかのような、不思議な時間軸を感じる絵ばかりです。

世界観もダイナミックで、音が色になった、絵になったという印象を受けました。

 

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絶対にハズせない必見の作品

1. 謎に包まれた最高傑作《レックス(王)》(1909年)※日本初公開!

本展のクライマックスとも言えるのが、この日本初公開となる大作です。 闇の中に浮かび上がる巨大な「王(レックス)」の姿。その玉座の周りには、星々や惑星、そして燃え盛るような光の輪が描かれていて、圧倒的な宇宙のスケール感に息をのみます。神話的でありながら、どこか優しく、個人の内面世界と果てしない宇宙が直結しているような不思議なエネルギーを感じました。

 

こちらの傑作は、展示室に入る直前のフロアでも広告されていました。

 

 

2. メインビジュアルにもなった《祭壇》(1909年)

階段状の構造が天へと伸びていく、非常に象徴的な作品です。 チュルリョーニスの描く世界は、パステル調の優しく淡い色彩(テンペラやパステルなど)が多いのですが、この作品もどこか夢の中の景色のよう。人間が精神を高めて上へと登っていくような、静かな祈りを感じさせる1枚です。

 

 

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🎨 展覧会ミニ知識

  • BGMに耳を澄ませて、五感で鑑賞する! 会場内に流れるチュルリョーニス自身の楽曲は必聴です。視覚と聴覚がリンクする感覚を贅沢に味わうことができました。

  • チケット1枚で「北斎」と「常設展」も観られる贅沢! 本展の観覧券があれば、同時開催の「北斎 冨嶽三十六景 井内コレクションより」と、国立西洋美術館が誇る最強の「常設展」も一緒に回れちゃいます。世界遺産に登録されているル・コルビュジエ設計の本館も含めて、丸一日アートに浸ることが可能でした。

 

 

まとめ:上野で、美しい「内なる宇宙」に出会う

チュルリョーニスの絵を観ていると、心がすーっと静まり返り、自分自身の内側にある深い精神世界(まさに「内なる星図」!)を旅しているような気持ちになります。

これほどまとまった数の作品を日本で観られるのは、本当に貴重な機会です。音と絵画が優しく交錯する幻想的な世界を体験できたこと、とても光栄に思います。

 

 

なお、残念ながら、当該展示は令和8年6月14日で終了しています。

国立西洋美術館の常設展は、印象派の作品も多く見ごたえがありますので、企画展がない時期でもぜひ足を運んでみてほしいです。

 

 

【美術館】上野で開幕した「アンドリュー・ワイエス展」で、静寂な絵に癒される

 

先日、現在上野の東京都美術館で開催中の注目展、

「東京都美術館開館100周年記念

   アンドリュー・ワイエス展」

に足を運んできました!

 

20世紀アメリカの具象絵画を代表する巨匠、アンドリュー・ワイエス(1917–2009)。日本での個展は実に17年ぶり、そして没後としては国内初の大規模な回顧展となります。

 

 

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今回のテーマは「境界」——窓や扉の向こうにあるもの

 

当時のアメリカのアート界は抽象表現主義やポップアートが全盛期。そんな時代の流行に脇目も振らず、彼は生涯、自分の故郷や馴染みの土地(ペンシルベニアとメイン州)を描き続けました。

 

本展のキーワードは、「境界」です。

展示室を進むと気づくのですが、彼の絵には本当に「窓」や「扉」がよく登場します。 ワイエスにとっての窓やドアは、単なる建物のパーツではありません。それは「生と死」、あるいは「自分自身の深い精神世界と、外の世界」をつなぐ境界線ととらえられていたようです。

 

注目の日本初公開作品も! ニューヨークのホイットニー美術館が所蔵する《冬の野》(1942年)や、《冷却小屋》(1953年)など、これまで日本では見られなかった貴重な名作が10点以上も来日しています。これだけでも、今回上野に足を運ぶ価値があります!

 

一押し!心が震えたポイント3選!

1. 《オルソンの家》(1966年)

ワイエスの代名詞とも言える、あの「オルソン・ハウス」を描いた水彩画。荒涼とした風景の中にぽつんと佇む古い木造家屋ですが、不穏でありながらも、息をのむほど美しい。彼がこの家にどれほど執着し、その「気配」を描こうとしたのかが、筆跡からダイレクトに伝わってきます。

展示室には、「オルソン・ハウス」をモティーフにした作品が数多く登場しますが、そのどれもが、そこに住む人の生活や気配を切り取ったように見えて、素晴らしかったです。

 

2. 《粉挽き場》(1962年)

ワイエス夫妻が新居として購入した古い粉挽き小屋を描いた作品。画面を覆う光と影のコントラストが絶妙で、ただそこにある建物を描いているはずなのに、なぜか「時の流れ」そのものを目撃しているような不思議な感覚に陥ります。

 

3. 日本初公開の数々(テンペラ画の衝撃)

ワイエスといえば、卵白などを使う古典的な技法「テンペラ」の名手。近くで見ると、驚くほど細い線が幾重にも重ねられていて、草の一本一本、肌の質感、服のほつれまでが執念に近い解像度で描かれています。印刷やスマホの画面では絶対に伝わらない、テンペラ画特有の「乾いた質感」と「色の深み」は、ぜひ現地で生で浴びてほしいです。

 

 

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展覧会をより楽しむための「ミニ情報」

  • 日時指定予約は「不要」! 最近のアート展には珍しく、今回は当日券でふらっと入れます。ただし、週末の日中は混雑が予想されるので、ゆっくり観たい方は金曜日の夜間開館(20:00まで)を狙うのが個人的に一番おすすめです。

  • 図録とグッズはマストチェック グッズコーナーも非常に充実しています。ワイエス作品のシックな色合いを活かしたアイテムが多く、私は図録をしっかりお持ち帰りしました。

 

まとめ

現代はSNSなどで、常時、外の世界と繋がり、どこか心が落ち着かない時代と言われています。 だからこそ、生涯身近な世界だけを凝縮するように見つめ、生と死、内と外の「境界」を描き続けたワイエスの絵は、私たちの心に深く、静かに刺さるのだと思います。

見終わった後、思いのほか良かったなぁと思いながら歩きました。

 

会期は7月5日(日)まで。 これを逃すと、これほどの大規模なワイエス展はまた何年も見られないかもしれません。アートファンはもちろん、最近ちょっと心に静寂が足りないなと感じている方は、ぜひ上野へ足を運んでみてください!

 

 

🎨 展覧会基本情報

  • 展覧会名:東京都美術館開館100周年記念 アンドリュー・ワイエス展

  • 会期:2026年4月28日(火) ~ 7月5日(日)

  • 会場:東京都美術館(東京・上野公園)

  • 開室時間:9:30~17:30(金曜は20:00まで)※入室は閉室の30分前まで

  • 休室日:月曜日(※6月29日は開室)

  • 当日観覧料:一般 2,300円 / 大学生・専門学校生 1,300円 / 65歳以上 1,600円(※高校生以下は無料)

  • 巡回情報:この後、愛知(豊田市美術館)、大阪(あべのハルカス美術館)へ巡回予定です。

*正式な情報は公式ホームページをご覧ください。